日本の労働人口が減少することはご存知の通りです。そのため、多くの企業では人材の囲い込みに対して、本気で取り組み始めています。
そのため、「採用さえ上手く行けば…」「辞めたい社員がいても仕方がない…」と、人材マネジメントに対して諦めた気持ちのままでは、企業は生き残れない時代となりました。
このページでは、「辞めて欲しくない優秀な社員は増えているのか?」ということを確認するために、どのようなデータを作成すれば良いのか?作成したデータのどこに注目すれば良いのか?という、データの作成方法と活用方法について紹介しています。
現在、離職率が高く社員数が増えないと困っている方はもちろん、ある程度、採用は上手くいっているのに、なぜか社員数が増えないという方でも、あらためて真っさらな気持ちで当ページを隅々までご覧ください。必ず役に立つことをお約束します。
優秀な社員の離職率を5種類の指標としてデータ化する
まずは、優秀な社員の増減を確認するためのデータを取得するために、以下の5つの質問に答えてみましょう。
当ページのデータを使えば、以下の質問に対して、具体的に〇〇人です。と答えることはできるようになります。
昨年は、採用人数は何人で、離職人数は何人でしたか?結果的に社員数は何名増えましたか?
約3年で仕事を覚えられる。と考えるならば、3年以内に離職した社員は何名いましたか?
勤続年数が長いと優秀な社員である。と考えるならば、10年以上働いた社員が何名離職しましたか?
営業成績が良いと優秀な社員である。と考えるならば、成績の良い社員は何名離職しましたか?
育成しなければ優秀な社員は増えない。と考えるならば、どの管理職が人材を育成せずに離職させていますか?
上記の5つの質問に答えると、どのような離職率を改善すべきか?目標が具体的になってきます。
では、実際に、採用強化よりも離職率を優先して改善することで、どれほどの大きな利益を得ることが出来るでしょうか?
以下の企業事例は他サイトの内容ですが、必ずあなたの役に立つ情報だと判断したので、当サイトに掲載しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
離職率を改善することで、業績を改善した企業の事例
RABLE式 離職率の改善|目的と目標数値の作成方法
離職率を改善するためには、【どのような結果を期待するために】という目的と【どれくらいの成果を期待するのか】という数値目標を決めなくてはいけません。
まずは、あなたの会社では、どのような社員を増やしたい(目的)ということを考えてみましょう。
次に、あなたの会社で増やしたい社員の増減を確認するために、どのようなデータ(目標)を作成すべきか?ということを考えながら読み進めてみてください。
採用人数と離職人数からデータを作成しよう

当サイトでは、氏名・入社日・退社日を入力するだけで、社員数の管理や離職率を出せるエクセルを使った具体的な離職率の計算方法をお伝えしています。
また、入力したデータから、どのようなグラフを作成すると良いのか?ということも合わせてお伝えしています。
離職率をエクセルで計算する方法
氏名と入社日と退社日を入力するだけで、離職率を自動計算してくれるエクセルの計算方法を紹介しています。
関数が苦手な方のために、それぞれの関数も詳しく解説し、ページ内に記載しています。コピーペーストでも作成できるようになっています。
離職管理エクセルで出力できる5種類の計算方法
RABLEでは、上記で紹介した離職管理エクセルを無料でダウンロードいただけます。当テンプレートの中には、様々な種類のグラフを自動的に出力できるように設計されています。
各グラフの利用方法などを含め、離職管理エクセルの活用方法も紹介していますので、あなたの会社に合う目標設定を考えてみましょう。
目的から選ぶ!離職率の計算式5種類

数値を集めてデータを作成していくことは簡単です。しかし、活用できるデータでなければ意味がありません。様々なデータを取得したとしても、価値の無い数値を集めてはいけません。
そのため、しっかりと目的を持って利用していきましょう。以下に、目的別の離職率の計算方法と活用方法を紹介しています。
採用しても社員数が増えなくて悩んでいる
採用広告費や教育コストに多くの投資をしている企業ならば、こちらの内容を今すぐ読んでください。信じられないほどの大きな損失を出しているかもしれません。
このまま採用に投資をしても、離職人数が多ければ、社員数が増えないのはもちろんですが、会社に利益も残りません。
新人社員が定着しないことに悩んでいる
あなたの会社では、「3年働けば、それなりに使える社員になる。」と思っているならば、3年以内の離職率を今すぐにチェックすべきです。
なぜなら、せっかく、採用が上手くいっていても、3年以内に離職されてしまうならば、改めて、3年後に同じだけの社員数を採用をしなければなりません。
しかも、その新しく採用した社員に、また最初から教育することになるのです。
長く働いてくれた社員の離職率を知りたい
あなたの会社では、「ベテランの社員がお客様との付き合いもあり、利益も出している優秀な社員だ。」と考えるならば、平均勤続年数ごとの離職率をチェックしなければなりません。
もしも、「10年以上働いてくれている社員の離職率が高くなっている。」というデータだったならば、そのことが原因で、売上が低迷しているのかもしれないからです。
優秀な社員が離職しダメな社員が残っている
あなたの会社が個人の営業成績を数値化できている企業ならば、営業成績の良い優秀な社員の離職が一番知りたいデータかもしれません。
離職率を改善する中で、ダメな社員を抱える必要はありません。しかし、優秀な社員が離職すれば、大きな痛手となるでしょう。
この記事は当ページの中で一番重要なコンテンツです。優秀な成績を出している社員を離職させない方法を考えるきっかけとなるでしょう。
現場の管理職が人材育成をしていない
あなたの会社では、どの管理者の下で働いている社員の離職率が高いかご存知ですか?
新人が入った場合には、管理職に現場での指導を任せている。という企業は非常に多いでしょう。しかし、どの管理職の元で働ている社員が優秀な社員に成長していますか?と問われれば、答えに詰まるかもしれません。
店長や課長などの現場管理職に対して人材育成の目標を与えたい場合に、このデータはとても活用できるでしょう。
超簡単!離職率計算エクセルをプレゼント!

アルバイトの離職率を測定したいけれど、入社日と退社日をエクセルに入力するだけ!定着率を自動計算する方法の記事を読んでも作れない!という方に無料EXCELテンプレートをプレゼントします。
当テンプレートでは、以下のようなことを実現できます。
- 氏名と入社日・退社日を入れれば離職率が測定できる。
- 1カ月・3か月・1年・3年など期間別の離職率を測定できる。
- 誰もが使えるエクセル形式のテンプレート
など、事務員さんに入力を依頼すれば、すぐに離職率を測定できるツールです。
是非、貴社の人材マネジメントにご活用下さい。