モチベーション診断

成果に対する自己評価:RABLE式 モチベーション診断

評価には2つのものが存在します。1つは量的評価、生産量や売上などの自らの手では操作できない、変えることのできない数字が該当します。

そして、2つ目が主観による自己評価です。これは人によって基準が大きく変化します。

今回は、この主観による自己評価についての捉え方です。

成果を達成する人の自己評価

早速、例を見てみましょう。

あなたは○○の業務をやって以下の感想を持つことでしょう。

さて、以下の4つの中で、どのように自身の作業に対して評価するでしょうか?

  • 自分の主観:これは自分なりには頑張った。僕にしてはやっているほうだ。
  • 自分の知覚:今日は本当に疲れた。これ以上はもう無理だ。
  • 周囲との平均比較:周りのメンバーの平均と比べて、よくできる・できないほうだ。
  • 優秀な人との比較:○○さんと比べると、私はまだまだだ。

上記の評価において、①が一番自分に甘く、④が一番自分に厳しくなる傾向があります。

成果や努力を自己評価するための2つの基準

組織行動論では意思決定において、【Satisfaction-Criteria(満足基準) 】と【Optimal-Criteria(最適基準)】の2つが存在します。

最適基準で動く人は、「自分がどれほど疲れたり、頑張ったと思っても、結果が伴わなければ意味がない。」というように結果の振り返りをするのに対し、満足基準で動く人は、「結果が良い悪いに関係なく、自分は頑張った。とても疲れた。だからこの結果でも仕方ない。」というように、自身の成果を振り返ります。

どれだけ頑張っても上手くいかない時だってあります。

それ自体は誰にでもあることですが、自分のすべてを全肯定し、正当化することで反省が生まれないのであれば、それは良いと言えなくなります。

Q5.あなたは、先輩・上司の仕事ぶりをみて、
自分の作業能力は「まだまだだな」と感じることはありますか?

先輩・上司には及ばないが、
自分なりに作業ができていると思う
L4
L3
L2
L1
尊敬する上司や先輩のように
作業できるようになりたいと思う
R1
R2
R3
R4

<先輩・上司には及ばないが、自分なりに作業ができていると思う>

この項目に回答した人は、何事においても自分基準で物事を評価し、自分の現状を知らず知らずのうちに正当化している可能性があります。

「新人だから...先輩・上司には及ばないが、自分なりに作業ができていると思う」

他にも「体力がないから...」「知識がないから...」「経験がないから...」など

そういった言葉を口にすれば、「ではなぜ質問したり、勉強したりしないの?」って言われてしまうことでしょう。

どの業界、どの仕事、どのポジションにも言えることですが、評価は他人がするものです。

あなたがいくら自分では頑張っていると思っていても、他人の目からは違うように見えているかもしれません。

肉体的には疲れたかもしれませんが、それは段取りや手順、効率的なやり方に変えれば、もっと楽に仕事を早くこなせるかもしれません。

人に何か言われたとき、疲れているのに、自分にできる限界で取り組んでいるのに、と思う前に、まず周りと比べてみましょう。そして原因や違いを見つけてみましょう。

自分を高めようと反省していたり、努力していれば、成果に関係なく誰も文句は言いません。周りは仕事ができないことに怒っているのでなく、現状に甘え、努力しない、工夫しない、言い訳ばかりを考え、向上心がない、ということに対して内心不満を持っているということを考えてみてください。

<尊敬する上司や先輩のように作業できるようになりたいと思う>

逆にこちらの回答、プラスの点数がついている人は、常に、自分と他人を比較し、客観的な視点で自分の能力・行動を評価できています。

普段から周りの動きや行動基準、発言の内容、状況判断を観察することができていれば、日々知らない間に多くのことを吸収、身に着けるようになるばかりでなく、「○○を□□のようにできるようになろう。」という具体的な課題をもって業務に取り組むことができるようになります。

人はイメージできないことを身に着けることはできません。

具体的な目標がなければ、具体的な練習メニュー、意識すべきことがわからないからです。学習は模倣から始まり、その模倣を通じて、「これはこういうことだったのか」という自分なりのノウハウ・コツに落とし込まれ、知識から実行可能なものに昇華されます。

知っていると実行できるは別物であり、良いと思うことはとりあえず真似てやってみるという行動力は非常に重要です。

感情に振り回されず、自己評価を高めるためのアドバイス

人は誰かに何か指摘されたり、成果が出た時、その原因を瞬間的に切り取ってしまいがちです。

例えば、「その時の自分にはそれが限界だった。」「自分の能力や経験から考えれば、最大限の努力をしたほうだ」などといったように、その時の自分だったら、という仮定が入ります。

それは誰だってそうです。成果を変えるためには、ほとんどの場合、自分が変わらなければいけません。結果は、能力や知識、経験に依存するからです。

そして周りは今すぐにでもあなたにそれができるようになるとも思っていません。

そのために、「ここを直してくれないかな。」「このように変わってほしい。」「これができるようになってほしい」という今より良くなっている未来のあなたをイメージして発言しています。

誰もあなたを否定したいとも、仕事ができないことを実感させたいとも思っていません。

ただ「こうしてほしい」「こうしたほうがいいよ」というアドバイスや要望を伝えているにすぎません。

言葉の1つ1つを悪くとらえず、自分だけの世界から周りの世界へと目を向けることで、他人の意見や自分の現状を自然に受け入れることができるようになっていくでしょう。

この点数が低い人にあなたがしてあげられること

相互理解やコミュニケーションが上手くいかないのは、あなたの基準と相手の基準が違うからです。

まずは、その部分のすり合わせをしましょう。そして、誤解やすれ違いを避け、理解を進めることを工夫していかねばなりません。

1.現状を正しく理解していることを伝える

満足基準の人にあなたの基準を伝えるためには、まず相手の理解(コンセンサス)を得るために相手の土俵にまず上がってあげましょう。

「あなたの経験や能力から考えれば、○○だと思っているだろう。それは十分理解しているし、それを分かったうえで言っているからね。」というように、相手の立場に立っているという前置きをすることを心掛けてください。

2.未来の自分の姿をイメージさせる

次に、話の内容が今と未来という別物であることを分かりやすい内容で話すようにしましょう。

「今は良くない結果かもしれないけれど、○○を意識していけば、今よりずっと楽に□□できるよ。」や「今○○で時間をとられたり、□□の手間がかかっているから」といったように、それがその人の努力の延長上にあり、努力次第で達成できるというイメージを持たせるような内容で伝えるようにしてみましょう。

3.みんなも同じであることを伝える

そして、スタート地点はみんな一緒であるという安心感を与えましょう。

「僕は人より劣っているから」や「要領が悪い、頭がよくない」など、自信がない人が非常に多いです。人はうまくいかない時、自分の悪いところや劣等感を感じている部分が顕著に出ます。

そこで「今では優秀なAさんも最初は一緒だったよ。こんな失敗をしていたよ(笑)」「私も最初の頃はこんな弱音を吐いていたなんて想像できないでしょ?」といったように、あなたと同じだった。しかし、努力によって変わった。という演出を心掛けてください。

4.意識しないと成長しないことを伝える

そして、それは日々の努力や、意識しないと変わらないということをしっかりと伝えましょう。

「今できないのは仕方ないけれど、できるようになろうと継続して意識することが大切。」や、「どのような人になりたいのか?という、目標を意識することで、自分と目標の人物像との違いはどこにあるか?」という、行動・意識のギャップを自分で理解することが大切。といった具合です。

そして、「それを定期的に意識できているか?ということを質問したり、確認したりするよ。」といったように日々周りを観察して課題意識を持つようにすることを求めましょう。

働きやすい職場づくりへのヒント

先輩・上司の考えと指導される側のギャップは、今か未来のどちらで考えているかのギャップで起こります。

できないことを今求めればそれは理不尽になります。なぜなら今の自分ではどう頑張ってもできないからです。

「そんなことも、なぜできないんだ」「考えれば、それはダメだとわかるだろう」など、あなたの会社で口にしている社員はいませんか?

多くの人が仕事が出来ないままでも良いと思っていませんし、考えた結果、自分が良いと思ったことをしているはずです。努力しても出来ていない、自分では考えられなかったから、そういった行動をとるのであって、追い込むような言葉で指導するということは理不尽以外の何物でもありません。

この項目をRableでは、指導がきちんと未来の結果を改善するためのものになっているか、現在の行動や結果だけを切り取り、ただ自信をなくさせたり、責任をとらせるためのものになっていないか?を数値化し、運用しています。

もしも、特定の上司の部下だけがネガティブな回答をしていれば、その上司の指導に問題があります。

社員にきちんと自分の認識が自社の物差しと同じものであるかを振り返らせ、自分を客観視し、他人の良いところを真似、自分を高める意識を持てば、勝手に成長していきます。逆にこの意識がないのに、研修をしても効果は薄いでしょう。やる気がない、向上心がないのに知識を与えても言葉だけで実感として身につかないからです。

あなたの会社では一体どれくらいの社員が、自分ではなく、相手・会社・職場基準で自分の仕事ぶりを評価できているでしょうか?

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